4月の文豪カクテルは永井荷風とエミール・ゾラ。
この二人を一緒の月にセレクトしたことには理由があります…
永井荷風は若い頃フランス文学に傾倒し、特にエミール・ゾラに心酔していました。
今回カクテルのテーマにした著作『地獄の花』はゾライズムの影響が強くみられる初期作品であり、これによって荷風は新進作家として世に認められました。
またゾラカクテルのテーマにした『女優ナナ』は永井荷風が初めて翻訳し、日本での出版に至った作品です。
荷風は他にもゾラの作品を翻訳し、日本人にゾラ作品を浸透させる役割を果たしました。
荷風カクテル、ゾラカクテルともにフランスのヴェルモット(白ワインに香草やスパイスで風味付けしたフレーバードワイン)を使用し、複雑な風味と甘さが魅惑的なテイストに仕上げました。
どちらも4月末までの限定メニュー。
この機会に二人の文豪作品を読みながらご賞味くださいね♪
十誡