するとどこかで、ふしぎな声が、銀河ステーション、銀河ステーションと云う声がしたと思うといきなり眼の前が、ぱっと明るくなって、まるで億万の蛍烏賊の火を一ぺんに化石させて、そら中に沈めたという工合、またダイアモンド会社で、ねだんがやすくならないために、わざと穫れないふりをして、かくして置いた金剛石を、誰かがいきなりひっくりかえして、ばら撒いたという風に、眼の前がさあっと明るくなって、ジョバンニは、思わず何べんも眼を擦ってしまいました。(銀河鉄道の夜 より抜粋)
宮沢賢治
「銀河遊泳〜銀河鉄道の夜〜」
8月、9月は宮沢賢治の誕生日と命日です。2ヶ月連続で新たなモクテルをご提供いたします✴
まるで銀河の一部を切り取ったような、美しいグラデーションのノンアルコールスパークリング。
天然色素の青い緑茶で作った氷がグラスの中を美しく漂います。
グラスの縁に飾られた琥珀糖を入れると水面にパッと銀河が広がります。
こちらのモクテルは“銀河ステーションから見える星の欠片”のお土産つき。(こちらは食べられません!)
淡く発光する星の欠片を掌に忍ばせ、童心に戻ってお愉しみください。
8月1日のカフェタイムより提供開始です!
十誡