「だれかが、なん百万もの星のどれかに咲いている、たった一輪の花がすきだったら、その人は、そのたくさんの星をながめるだけで、しあわせになれるんだ。
そして、〈ぼくのすきな花が、どこかにある〉と思っているんだ」

 

十誡・7月の文豪は、サン=テグジュペリ。

不朽の名作『星の王子さま』をモチーフに、王子さまの薔薇とふるさとの星に想いを馳せてお作りしました。

7月の文豪モクテル・カクテル
サン=テグジュペリ
『La petit etoile〜星の王子さま〜』

旬のメロンとラム、生クリームとコアントローをあわせ、甘く優しい味わいの一杯に仕立てました。

ノンアルコールでもお作りいたします。

 

星の王子さまクリームソーダ

7月・8月限定メニュー
『星の王子さまクリームソーダ』

旬のメロンをたっぷり使用し、シャンパンでお作りする大人のクリームソーダです。
ふるさとの星に咲く王子さまの薔薇、5億の鈴の音が聴こえてくるかもしれません。
ノンアルコールでもお作り可能、是非ご賞味くださいませ。

 

バータイム限定・特製フード

『星の王子さま』

ふるさとの星に見立てた特製ビシソワーズ、柔らかなベビーリーフに生ハムとメロン。

書籍とご一緒にお楽しみくださいませ。

 

カフェタイム限定・クリームティー

『星の王子さま』

王子さまの薔薇をイメージした薔薇と紅茶のスコーン。

季節のジャムにはルバーブをご用意しました。

シャンパン、紅茶とあわせてお楽しみください。

 

 

「おとなは、だれも、はじめは子どもだった。(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)」

サン=テグジュペリ『星の王子さま』より抜粋

 

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

 

 

もうひとりの文豪は大谷崎。

耽美で華麗な作品を数多く遺しましたが、題材・文体・表現は生涯にわたって様々に変遷しました。

 

7月の文豪モクテル・カクテル
谷崎潤一郎

『人魚の泪〜人魚の嘆き〜』

瑰麗な鱗の衣を腰に纏った雪白の肌の人魚に、激しい恋をした憂愁の貴公子。
藝術と美しいもののためには身を滅ぼすことも厭わない、美の殉教徒であった谷崎自身のようでもある『人魚の嘆き』
宝玉の如き漢語も流麗な幻想譚を、馨しい桃のベリーニに見立ててお作りしました。

グラスには碧い海塩と人魚の泪、海の宝物を儚く散らし、完熟桃のベリーニには貴公子と人魚が酌み交わした紹興酒をひと垂らし。

熱き心臓を震わせる贅沢な一杯、ノンアルコールでもお作りいたします。

 

 

7月も銀座の秘密図書室にて、3000冊の書籍とともにみなさまのお越しをお待ちしております。