12月の文豪イメージカクテル
夏目漱石「十一番目の夢」
「こんな夢を見た」
…このフレーズでお馴染みの夏目漱石の代表作のひとつ、夢十夜。
漱石が実際に見た夢を題材に書かれた夢日記のような本作は、独特の浮遊感と一話ごとに異なる読後感が特徴です。
輪郭の淡い、覚めない永遠に続く夢をモチーフに制作いたしました。
滑らかな舌を包み込むような今年最後の和栗のドルチェは、奥に潜むエスプレッソの香りがビターなコクとモカのような残響を残します。
漱石が見たかもしれない十一番目の夢を夢想しながらお召し上がりください。
十誡